Microsoft 365の使い方

OneNote

OneNoteとは

OneNoteとは、ノートブックやメモ帳などに当たるデジタルノートアプリケーションです。手書きのノートと比べて、次のような利点があります。

  • 画像や映像、音声を貼り付けることができる。
  • 図形や表を作成して貼り付けられる。
  • 手書き機能で書き込める。
  • ファイルを添付できる。
  • 他のユーザーと共有して共同作業を行うことができる。
  • パソコン、スマートフォン、タブレットなど、どんな端末でも編集することができる。
  • 検索機能でノートや単語を検索できる。

OneNoteは個人のノートやメモの作成に利用できますが、もう一つ「クラスノート」というノートブックを利用できます。これは、授業用のノートブックで、授業を担当する教師が作成するものです。授業資料を提供したり、クラス全体で共同作業をしたり、教員と各学生で共通にアクセスできるページを作成することができます。

このページでは、主にクラスノートの利用法について説明します。

PCでのアクセス

パソコンで、One Noteにアクセスする方法を説明します。OneNoteは自分用のノートブックも作れますが、ここでは教員が作成した授業用のクラスノートへアクセスする方法を説明します。

Web版Microsoft 365をはじめて使う方は、このサイトの「初期設定」のページを見て、パソコン、スマートフォン、タブレットのいずれかでサインインできるようにしておいて下さい。

❶ Microsoft 365のページにアクセスする

Webブラウザを起動し、Microsoft 365にサインインします。

❷ OneNoteを起動する

Microsoft 365のトップページが表示されますので、「OneNote」をクリックして起動します。

Outlookなどの他のMicrosoft 365アプリケーションを使っているときは、画面左上の「アプリ起動ツール」ボタンを押し、メニューから「OneNote」を選びます。

❸ 目的の授業ノートを開く

「自分と共有」タブもしくは「クラス ノートブック」タブを開くと、利用できる授業のノートブック一覧が表示されますので、目的のノートブックをクリックします。すると、ノートブックが次のように表示されます。

OneNoteの画面構成

次は、「コンテンツライブラリ」の1つのページを開いたときのOneNoteの画面です。OneNoteの画面は、左から「セクション一覧」「ページ一覧」「ページの内容」に分かれています。

セクション一覧

「セクション」はインデックスで仕切られた手帳やノートの複数の用紙の1ブロックに当たります。セクションが集まって「ノートブック」となります。

OneNoteのクラスノートには、次の3つのセクションがあります。

コンテンツライブラリ

教師が授業用に用意した配布資料があるセクションです。学生は読み取り専用で変更ができません。

共同作業スペース

クラスの学生全員が利用できるセクションです。ここで、コンテンツを共有して共同作業を行います。

学生用ノートブック

教師と各学生の間で共有されるプライベートセクションです。学生はここに新しいページを作成することができます。教師はどの学生のページもアクセスできますが、学生は自分のものしか見ることはできません。

ページ一覧

選ばれたセクション内のページを表示します。学生用ノートブックの中に、学生がページを追加して作成することができます。

ページの内容

選ばれたページの内容が表示されます。学生用ノートブックのページは、上部に編集ツールが表示され、ワープロソフトのように編集を行うことができます。

ノートブック一覧を表示

自分の利用できるノートブックの一覧を表示します。

画面の上部右側のボタン

イマーシブリーダー ページを読みやすくするための全画面閲覧表示。コンテンツの読み上げ機能もある。
アプリで開く OneNoteアプリで開く(インストールされているとき)。
印刷 プリンタで印刷する。
共有 他のユーザとページを共有するためのリンクの取得とメール送信。
その他 ヘルプ、作成者の表示、プライバシー設定などを表示する。


次は、学生用ノートブックのページを開いたときの画面です。

  • 「セクション一覧」の下部の「+」ボタンをクリックして、新しいセクションを作成できます。
  • 「ページ一覧」の下部の「+」ボタンをクリックして、新しいページを作成できます。
  • 画面上部の「ホーム」「挿入」「描画」などのタブでツールを切り替えます。
  • ワープロのように編集できますが、ワープロと異なるのは、入力した文章や画像は画面上好きな位置に配置できることです。文章や画像などの上側もしくは左側にマウスを置くと、十字ポインタが表示され移動することができます。
  • 「挿入」タブで、表・ファイル・画像・リンク・オーディオ・記号・数式・絵文字の挿入ができます。
  • 「描画」タブで、手書きの絵を描いて挿入できます。ペンで数式を描いて、数式に変換することもできます。
  • 「表示」タブで、表示の切り替え、イマーシブリーダでの閲覧、ページの背景色の変更、各アイテムの作成者の表示、ページの編集履歴の表示ができます。
  • 「共有」ボタンをクリックすれば、このページへのリンクを取得したり、リンクをメールで送信することができます。

スマートフォン・タブレットでのアクセス

スマートフォン(iPhone、Android)やタブレット端末でOneNoteのノートブックにアクセスする方法を説明します。

「OneNote」アプリをインストールしていない方は、「初期設定」のページを見てインストールをしておいて下さい。

ここでは、iPhoneの画面で説明します。

❶ 「OneNote」アプリを起動する

「OneNote」アプリをタップして起動します。

❷ サインインする

メールアドレスとパスワードを入力してサインインします。

❸ 「その他のノートブック」をタップ

サインインできたなら、「その他のノートブック」をタップして、開きたいノートブックを選びます。

❹ ノートブックが開かれる

ノートブックが開かれます。

データの同期が終了するまで、セクションの内容が表示されない場合があります。その場合は、時間をおいてから各セクションを開いて下さい。

後は、パソコンのWeb版OneNoteと同じように各ページを閲覧したり、編集したりすることができます。